Python3の構文の定義方法の紹介です。下記は Python 3.8.5 の実行結果になります。
Hello World Pythonの実行例
Python3のファイルは 拡張子 .py にすることが一般的です。下記の例ではファイル test01.py を用意しました。
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print("Hello world") |
「Python3 実行するファイル名」と実行する、Pythonがファイルを読み込み結果を出力します。
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test@lab:~/test-python3/syntax$ python3 test01.py Hello world test@lab:~/test-python3/syntax$ |
文・式
Pythonは改行するこで、1行を文として処理されます。※他の言語では ; などが必ず必要なケースがありますが、Pythonは改行するだけです。
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print("No1") print("No2") |
1行に複数の文を定義するのは、 ; で区切ることでそれぞれを文として解釈されます。
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print("No1"); print("No2") |
複数行を1つの文として定義するのには、\ (バックスラッシュ Windows環境では¥ と表示されるケースがあります ) することで文字が続いていると認識します。
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print \ ("No1") print \ ("No2") |
上記3つで文の定義を紹介しましたが、3つとも同じ結果が出力されます。
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No1 No2 |
\ の省略ができるケース
[], () , {} 中のカンマ(,)の後ろは\(バックスラッシュ)を省略することができます。
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date = [ '1', '2', '3' , '4'] |
インデント
他の言語においてもインデントを使ってプログラムのソースを整形することがありますが、Pythonはインデントに意味を持ちます。
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i = 10 if i == 5: print ("No1") print ("No2") print ("No3") |
if分の下2行(No1, No2)のみインデントした状態で実行
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No3 |
他のプログラムは { } などでif分の範囲を指定するケースが多いですが、Pythonはインデントで範囲(スコープ)を指定します。上記例では print("No1") , print("No2")がインデントされているので、ifの判定結果スキップして、print("No3")のみ結果が出力されています。
インデントのスペース数
Pythonでは先頭が空白(スペース)することでインデントと処理され、同じ空白(スペース)することで同一のインデントと処理されます。
インデントに使われる文字数ですが、pythonのスタイルガイドの一つの PEP:8 ではインデントの文字数を4つを推奨としています。
コメント
プログラムソース内にメモ書きを記載する機能がコメントになります。「#」 からその行末をコメントして処理されます。
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# コメント print("No1") #コメント |