Python3 での変数、定数の命名規則方法の紹介です。 下記は python 3.8.5 にて確認した結果になります。
目次
変数
Pythonの変数の宣言はJavaやCなどと異なりデータ型およびサイズを宣言する必要はありません。値を格納した時点で型やメモリを自動的に確保します。変数を利用するのは非常に簡単で、「=」を使って左辺が変数名、右辺は格納する値となります。
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value1 = 100 print(value1) |
上記では value1が 変数名となり、 value1 に 100が格納されます。printで変数value1の値を参照して表示します。当然結果は100が表示されます。
命名規則
- 1文字目は数字以外であること
- 予約語ではないこと
- 英字(大文字、小文字)数字 _ (アンダースコア) が利用出来ます。
厳密には、Unicode文字(ただし _ 以外の記号は不可)を指定することができますが、慣習的には上記の条件(英字、数字、_)に限定されて利用するケースが多いです。
変数の廃棄
宣言した変数を「del」で廃棄することがきます。
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value1 = 100 print(value1) del value1 print(value1) |
上記を実行すると4行目では、廃棄した変数 value1 を参照して未定義(not defined)エラーが発生します。
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100 Traceback (most recent call last): File "test01.py", line 4, in <module> print(value1) NameError: name 'value1' is not defined |
定数
Python3には定数という仕組みはありません。
慣習的には変数名として大文字、_ (アンダースコア)のみで定義することで通常の変数と区別します。