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ThinkPad トラックポイント・キーボード II レビュー&ペアリング手順&ブレークキーの入力方法

Lenovo ThinkPad Track Point Keyboard II 2020年に発表されました。7年ぶりのTrackPointのキーボードです。IBM Space Saver Kydboard II (1999年発売)から利用し続けている Track Point好きなので購入しました。従来製品からの変更点などを主にレビューします。また利用方法としてブレークキーの入力方法およびペアリング手順などをまとめています。

TrackPointの魅了

ThinkPad Track Point Kydboard の最大の特徴であるTrackPoint

このキーボードの最大の特徴はこのキーボード中央に設置されている「Track Point」です。赤色の部分に力を入れることでマウスカーソルを操作するポインティングデバイスです。マウスの場合はカーソルを操作する度にマウスに手を伸ばす必要がありますが、このTrackPointはホームポジションから手を動かさないで行えます。私はWindowsを利用する場合はTrack Pointがあるキーボードを約20年近く利用してマウスは利用していません。マウスなし生活を20年近いですが、ホームポジションから手を離さない利便性が高いです。

前モデルからの仕様変更箇所

独自無線2.4Ghz方式 + Bluetooth5.0 2接続切替方式

従来のThinkPad Track Keyboard は有線接続方式のモデルとBluetoothモデルの2種類がありました。今回のモデルは 独自無線2.4GHz方式とBluetooth5.0切替方式する方式の1モデルだけになりました。

左側のスイッチが無線の切替スイッチ。

独自無線2.4GHz方式のUSBレシーバ

独自無線2.4GHz方式は、コンピュータにUSBのレシーバを刺すことで接続できる形になります。Bluetooth方式では当然ながらBluetoothが搭載されていない機器には接続ができませんが、この独自無線2.4GHz方式ではUSBレシーバを接続することでコンピュータからUSBキーボードが接続されているように認識しているため、Bluetoothが搭載されていないサーバーなども接続することが便利です。
サーバーなどは基本的にはセットアップしてネットワークに接続するとリモートで操作するのでキーボードを接続していませんが、リモートで接続できなくなりキーボードを接続する必要の時、初期のセットアップの際に利用するのに非常に便利です。従来のモデルでは有線モデルしか選択しがありませんでしたが、この独自無線2.4GHzの方式ではサーバのセットアップ時に無線でのキーボード、マウス操作ができるようになりました。
この方式でいつも思うことがレシーバがもう少し大きくて外せやすい形状に変更にならないでしょうか。小さいレシーバをコンピュータから抜去するのに力が入らず抜くのにいつも苦労します。取り外しやすい形状にならないでしょうか??

充電端子 USB Type-C

充電端子がUSB Type-Cに変更されました。充電端子上部に白色のLEDがあり、充電中は白色の点滅して完全に充電すると白色で点灯となります。

充電用の端子はUSB Type-Cとなっています。写真ではわかりづらいですが端子上部に白色LEDがあります。
右側にはレシーバを保管する場所があり、接続していない時はこのようにレシーバを保管することができます。

付属品として USB-A - USB-C のケーブルがあり、USB-Aからも充電することが可能です。ちなみに従来の製品はMicro USB端子でした。今後はUSB-Cが普及することからこの変更が素晴らしいです。

Fnロック および Caps Lock のLEDインジケーター

Fnロック および Caps Lock のLEDインジケーターが搭載されています。

左側 旧Bluetoothモデル 右側 新モデル
新モデルにはESC、CapsLockの右側に白色のLEDのインジケーターが搭載されています。

ちなみに FnLockは Fn+Escで変更することが出来ます。

キーボード変更箇所(Fnキーのスペース、PgUp/PgDnのスペース確保)

基本的には従来モデルからキーボードの配置に変更がありませんが、若干スーペスを確保した箇所があります。

上が従来モデル 下が新モデル
新モデルには F4〜F5 F8〜F9 F12〜Home の間にスペースがあります。

従来モデルはFnキーにはスペースがありませんが、新モデルからFnキーの一部にスペースが確保されています。

左側従来モデル 右側新モデル
新モデルにはPgUp / PgDn とカーソルキーの間にスペースが確保されています。

従来モデルは PgUp / Pg Dn キーとカーソルキーはスペースがありませんでしたが、新モデルからはスペースが確保されています。ただしキーが小さくなっています。キーが小さくなっている影響か従来モデルの方が私には入力しやすかったように感じました。

クリックボタンの変更

左右および中央クリックボタンが変更になりました。

下側が従来モデル 上側が新モデル

従来モデルに比べてストロークが浅くなり、クリック時の音や感触が変わりました。クリックした際の音は従来モデルが大きくボタンがこすれる様な音でいまいちでしたが、新モデルは小さくなりこすれる様な音はなくなりました。ただし、好みの問題だと思いますがクリックの感触は従来モデルの方がストロークがあり良かったです。従来モデルで数年使っているので体が慣れている影響だと思います。そのため数年後には評価が逆転しそうです。

ThinkPad キーボード ブレークキーなどの入力方法

下記のキーですがキーボードに印字がなく、入力出来なく焦ったことがありました。その際にGoogle先生にお世話になっていたので備忘録を兼ねて記載します。

入力したいキー組み合わせキー
Pause/Break キーのブレーク機能Fn + B
Pause/Break キーのポーズ機能Fn + P
ScrLK または Scroll Lock キーFn + K
PrtSc/SysRq キーの SysRq機能Fn + S
ThinkPad キーボード 特殊キー(ブレークキー)の入力方法

Bluetooth ペアリング手順

Bluetoothのペアリング手順になります。ペアリングにはWindows10(バージョン1803以降)では Swift Pair が利用できます。

  1. 背面のワイヤレススイッチを中央の位置に変更します。
  2. キーボードの電源を入っていない場合は、電源スイッチ(右側面)を下にスライドします。電源/Bluetooth LED(Deleteキーの右横)が1秒間点灯します。
  3. Bluetoothピアリングモードに変更するのには、背面のワイヤレススイッチを右側に1秒間スライドさせたままにします。ペアリングモード時は電源/Bluetooth LED(Deleteキーの右横)が1秒間隔に点滅します。
  4. 接続するBluetoothデバイス(PCやスマートフォン)のBluetoothを有効にしてキーボードを探します。(Windows10では、設定→デバイス)
    「TrackPoint Keyboard II」の名前で検出されます。PINコードをプロンプトに従って入力してキーボードのEnterキーをおしてピアリングが完了します。

Bluetooth デバイスのペアリング解消

Fn + Del することで、デバイスからキーボードをペア解消されます。キーボードはペアリングモードになります。

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