ER-XをCiscoのTrexを利用してデータシートに記載通りのスループット値が出るのか確認しました。もともとER-Xの性能を測りたいというより Cisco TRexが期待したような測定ができるのを確認したくて確認しました。結果は下記に記載しますが、ほぼカタログ値通りの結果を測定することができました。
![](https://kazulog.info/wp-content/uploads/2021/03/ER-X-00-1024x683.jpg)
目次
測定構成
ER-X のfirmのVersion v2.0.9-hotfix.2
![](https://kazulog.info/wp-content/uploads/2021/07/ER-X_TRex_01.png)
ER-Xのeth0 eth1 にそれぞれCisco TRexに接続構成になります。
eth0,eth1にIPアドレスを設定しただけの単純なルーティング offload( hwnat ipsec )enable※NATやフィルターなどは未設定
Cisco TRexは事前にDUTを外した状態で双方向64byte1Gbps(双方向2Gbps)が通ることを確認しています。 Configは下記を参照
ER-X の Datasheet の記載
- 1518byte throughput 1Gbps pps 80,000
- 64byte throughput 957Mbps pps 1,400,000
とホームページに記載がありました。実際にこの値が出るのか確認します。
双方向1Gbps フレームサイズ 1518Byte
![](https://kazulog.info/wp-content/uploads/2021/07/ER-X_TRex_01_1518.png)
- Rx pps 81.12Kpps
- Rx bps L1 998.17Mbps
ほぼカタログ値に近い値になりました。
双方向1Gbps フレームサイズ 64Byte
![](https://kazulog.info/wp-content/uploads/2021/07/ER-X_TRex_02_64byte.png)
- Rx pps 1.42Mpps
- Rx bps L1 955.46 Mbps
これもほぼカタログ値に近い値になりました。1.42 Mpps この価格のルータにしては凄く優秀
![](https://kazulog.info/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)